コンピューターウイルスに感染する理由

ただ「インターネットを閲覧していただけ」なのにいつの間にかパソコンがコンピューターウイルスに感染しているということはよくある自体です。パソコンにはウイルスを検知して駆除するための「セキュリティソフト」を常駐させておくことが基本となっていますし、市販のパソコンのほとんどがそのようなソフトをプリインストール、つまり「最初」からインストールしているものです。ですが、それでもコンピューターウイルス感染してしまうのは、「自ら招き入れた」という可能性が高いのです。

自らウイルスを招き入れるとは、例えばメールに添付されていたファイルを開いたということや、悪意のあるWEBサイトにアクセスしてしまった、というようなことです。コンピューターウイルスは、基本的に「能動的」に誰かのパソコンに侵入しようとはしません。インターネット回線につないで、パソコンを起動しただけではウイルスには感染しないのです。何かその端末で自ら「アクション」を起こした結果、悪意のあるプログラムと接触することで感染が起こります。

「最初からセキュリティソフトが入っているはずなのに」と思っていた方のほとんどが、そのセキュリティソフトの「ライセンスの期限切れ」が理由です。パソコンにプリインストールされているソフトの大半が、「試用版」となっているのです。そのソフトを起動してよく見てみればわかるはずなのですが、パソコンに詳しくないような人であれば見ても「よくわからない」ということもあります。そのうちに期限が切れてしまい、パソコンが「無防備」な状態でインターネットにアクセスしてしまっているということが多いのです。そのようなことになってしまうと、ウイルスの進入を阻むものがなにもありません。

自ら知らず知らずのうちにコンピューターウイルスと接触し、感染しているのです。そして、ウイルスによっては「感染したこと」をその端末のオーナーに気付かせないようなものもあります。パソコンを破壊するのではなくて、「情報を盗む」ようなことを目的としたウイルスであれば、使用する人に気付かれず、そのパソコンの情報を第三者の元に送信し続けるのです。

もちろん、感染した瞬間にパソコンが再起不能に陥るような破壊行為を行うプログラムも沢山あります。そのようなプログラムに感染すると、パソコンの異常な画面表示や機能低下、機能不全などでウイルスの存在を感知することになります。ですが、「ウイルスに感染した自覚がない」そのパソコンのオーナーは「故障した」と思いこみ、メーカーなどに修理を依頼したりします。そこではじめてそのパソコンがウイルスに感染していることが「発覚」するということになります。

もしパソコンのセキュリティソフトのライセンス契約を「していない」という人はいますぐそのソフトを確認してみましょう。プリインストールしていても試用版であることが殆どです。もし、購入時にそのライセンス手続きをしていないというのであれば、数か月経過していればすでに稼働していない可能性があります。その際は何らかの「警告」が画面上に現れているのではないでしょうか。購入したパソコンによってセキュリティソフトの種類は様々ですから、一概にどうといえないのですが、確認することにこしたことはないでしょう。

 

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